2009-5-16~5-17 北海道遠征1

 北海道遠征を時間順に紹介します。今回のヒメチャマダラセセリが第一の目的で、できれば、ジョウザンシジミ、チャマダラセセリ、アカマダラ春型、エゾヒメシロチョウ春型が撮影できればいいなと思っていました。
5/16(土)
 まず、北海道へ出発する時の天気予報はアポイ岳は5/16 晴れ、5/17 曇り/雨、5/18 曇り/雨、5/19 曇り後晴れ でした。計画を立てた時は5/17または5/18にアポイ岳へ登ろうと思っていましたが、この天気予報ではまず、5/16にアポイ岳に登らなくてはヒメチャマダラセセリは撮影できない状況でした。飛行機でとかち帯広空港へ向かう時に襟裳岬とアポイ岳周辺にはまったく雲がなく、このままアポイ岳に行けたらと思う程でした。とかち帯広空港でレンタカーを借り、10時頃にアポイ岳に向けて出発しました。アポイ岳登山口に着いたのは12:15頃で、そこから標高595mのヒメチャマダラセセリのいる馬の背に着いたのは13:45でした。しばらく回りを探した所、1頭のヒメチャマダラセセリが飛んで、枯れ草に止まりました。回り込んで撮影しようと思ったところ、飛んでしまい、それ以降、見かける事はありませんでした。がっかりしていると同じ目的で来たという埼玉のココスケさんにお会いしました。聞いてみると、同じ飛行機で来て、小生より少し前に生息地に到着したとの事でした。もっとたくさんいると思ったが、まったく見ていないとのことでした。15:30頃まで粘りましたが、あきらめて、二人で下山しました。
5/17(日)
 午前中曇り、午後から雨の天気予報だったので、「十勝蝶の覚書」のmaedaさんに午前中、ご案内して頂きました。朝起きると外は晴れています。ラッキーにも天気が好転した様です。ホテルのロビーでmaedaさんと待ち合わせて、この時点で最も可能性の高いポイントへ連れて行ってもらいました。ポイントに着き、すぐに青いシジミが飛びました。ジョウザンシジミでした。あっさりと見付かったので、ちょっとびっくりしました。さすがに地元の人はすごいです。

ジョウザンシジミ
b0107948_2153421.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/800


ジョウザンシジミ
b0107948_21541685.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/400


 奥の方へ行く途中で、maedaさんにチャマダラセセリだと言われた方を見てみると、チャマダラセセリがタンポポで吸蜜しています。

チャマダラセセリ♀
b0107948_21565220.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/800


 白斑の発達したきれいな個体です。横からも撮影しました。

チャマダラセセリ♀
b0107948_2212850.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/500


 縦位置広角で、

チャマダラセセリ♀
b0107948_222151.jpg
E-30 , 14-54mm(14mm) , ISO100 , f5.0 , 1/500


 次に、アカマダラ雄が現れました。聞いてはいましたが、確かに小さいタテハです。

アカマダラ♂
b0107948_2234092.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/500


 越冬クジャクチョウも飛んでいました。北海道では平地で普通に見ることができるそうです。

クジャクチョウ
b0107948_225548.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/800


 次に、アカマダラが多いという場所に連れて行ってもらいました。車から降りると、すぐにアカマダラ雌が飛んでいました。名前の元となった春型の雌を見たかったので、ちょっと感動しました。

アカマダラ♀
b0107948_2272349.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f8.0 , 1/640


 この個体は飛んで、近くの芝桜で吸蜜を始めました。赤い花に赤い蝶はなんとも強烈です。

アカマダラ♀
b0107948_2283625.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f8.0 , 1/500


 その後で、奥へ行くとエゾヒメシロチョウが飛んでいました。

エゾヒメシロチョウ
b0107948_22123054.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f8.0 , 1/400


 ちょっと回っただけで、目的の4種が撮影できてしまいました。さすがに地元の人はすごいと思いました。1人で、回ったら、まったく撮影できなかったかもしれません。最後に有名ポイントへ行きました。ここには北海道産春型の美しいミヤマカラスアゲハはいるとのことでしたが、まだ、時期が早かった様で、お目にかかれませんでした。ここで撮影した蝶です。

ミヤマセセリ♀
b0107948_22163219.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f6.3 , 1/320


エゾスジグロシロチョウ
b0107948_2217243.jpg
E-3 , 50-200mm(200mm) , ISO200 , f7.1 , 1/320


 ここで、maedaさんと別れました。そこで、先程のアカマダラのポイントへ行ってみました。雌がいて、タンポポで吸蜜していました。

アカマダラ♀
b0107948_22191390.jpg
E-30 , 50mmマクロ , ISO100 , f5.0 , 1/50


 最後に幼虫を掲載します。にがてな方はとばして下さい。

エゾシロチョウ幼虫
b0107948_2220129.jpg
E-30 , 14-54mm(54mm) , ISO100 , f5.0 , 1/400


リンゴシジミ幼虫(ウワミズザクラ)
b0107948_2221199.jpg
E-30 , 50mmマクロ , ISO400 , f4.5 , 1/160


 このリンゴシジミの幼虫は採幼をしていたNさんから、採幼したものをお借りして、撮影したものです。その後で、Nさんは実際に木に付いているものの方がいいだろうということで、20分程かけて、新たに幼虫を見付けてくれました。このころから雨が激しくなってきたので、幼虫の場所に印を付けて、翌日、撮影する事にしました。maedaさんとNさんのお陰で、1日で撮影したいものがほとんど撮れました。どうもありがとうございました。翌日の天気予報は雨だったので、幼虫探し&観光になるのかなと思っていました。
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by cactuss | 2009-05-22 22:41 | Comments(17)
Commented by maximiechan at 2009-05-22 23:11
すごいですね。見たことのない蝶のオンパレードです。
特に、ジョウザンシジミの表翅には驚きました。
また、見たことのあるミヤマシジミも何だか気品があるように思えてしまいます。
Commented by banyan10 at 2009-05-22 23:42
初日にもアポイに登っていたのですね。
僕が行ったときは90mm中心で撮影していたので、アカマダラは満足に撮れていませんし、雌を狙うという考えもありませんでした。雌の翅表も翅裏も綺麗に撮影していて羨ましいです。
リンゴの幼虫も見たかったですね。
Commented by cactuss at 2009-05-23 00:05
maximiechanさん、北海道だけにしかいない蝶もいますので、撮影するには何回か通う必要があります。今回は会えませんでしたが、北の大地の春型のミヤマカラスアゲハは格別に美しいとの事です。
Commented by cactuss at 2009-05-23 00:08
banyanさん、中2日はアポイは天気が良くなかったので、時間に迫られている初日と最終日に2回、登りました。
アカマダラにはちょっと時期が遅いとの事でしたが、雌は新鮮でした。リンゴの幼虫もNさんに見付けてもらわなければ、撮影できませんでした。
Commented by ダンダラ at 2009-05-23 08:44 x
アカマダラ、本当に赤いんですね。
サカハチとどう違うんだと思っていましたが、これなら春型の雌はわざわざ撮影にいく価値がありますね。
ジョウザンシジミもきれいです。
Commented by saunterA at 2009-05-23 13:54
アカマダラと芝桜、とっても華やかですね。
芝桜たちがアカマダラを歓迎しているように見えます。
お天気がよくなって本当によかったですね!cactussさんは晴れ男さんなのでしょうね。(笑)
Commented by chochoensis at 2009-05-23 16:06
北海道遠征、お疲れ様でした・・・=ヒメチャ=にも会えたのですね!良かったですね・・・おめでとうございます。アカマダラ・ジョウザンシジミ・エゾヒメシロ・リンゴ幼虫!!!凄いですね・・・特にアカマダラ春型の雌は素敵な色彩ですね・・・お疲れだったと思いますが素晴らしい写真に見惚れました・・・。
Commented by clossiana at 2009-05-23 19:19
凄い写真の連続で圧倒されました。青っぽいジョウザン、白斑の大きいチャマダラ、赤い部分の多いアカマダラの♀等々。。どれも素敵です。エゾシロチョウの幼虫は子供の頃に飼ったことがありますので懐かしかったです。あれを菓子箱で飼っていたのですがフタを開けると甘い臭いが漂つていましたが、今思えば幼虫の臭いじゃなくて、餌のサクラの臭いだったのかもしれません。
Commented by cactuss at 2009-05-23 23:19
ダンダラさん、アカマダラの春型の雌の赤さには感動しました。
撮影した所は普通の畑の横ですが、畑に植えてあった芝桜の所に飛んでいって、吸蜜しました。北海道にはよさそうなポイントがたくさんある様に感じました。ジョウザンシジミもちゃんと撮影したのは今回が初めてでした。
Commented by cactuss at 2009-05-23 23:21
saunterAさん、アカマダラと芝桜の組み合わせは強烈でした。
今回は天気が悪そうだったので、あまり撮影できないかなと思っていましたが、すべて、良くなったので、ついていました。
Commented by cactuss at 2009-05-23 23:23
chochoensisさん、目的の蝶、すべてを撮影できて、できすぎでした。
こちらでは撮影できない種類がいるので、今の時期の北海道はなかなか面白いですね。
Commented by cactuss at 2009-05-23 23:25
clossianaさん、ありがとうございます。
エゾシロチョウの幼虫は昨年、見たミヤマシロチョウの幼虫と同じだなと感じました。ミヤマシロチョウは高嶺の花なのに、エゾシロチョウは害虫扱いされているのも面白いですね。
Commented by fanseab at 2009-05-24 08:00 x
皆さんコメントされている通り、アカマダラ♀は独特の美しさがありますね。ジョウザンの複雑な色合いも魅力的です。
Commented by cactuss at 2009-05-24 20:57
fansabさん、春型のアカマダラ雌は独特な色と模様で、初めて、撮影できたので、良かったです。
ジョウザンもこんなきれいな模様のものは撮影した事がなく、渋い色合いで、いいですよね。
Commented by yoda-1 at 2010-01-13 12:52
ひゃ~。これだけの成果をみると、北海道に行きたくなりますね。
でもやはり、地元の詳しい方がいらっしゃるお陰なのでしょうか。
とにかく素晴らしいです。
これは普通の週末に、月曜日に休みを追加されたのでしょうか。YODAも今年から、そのような作戦でいきたいですが、まだ本土の蝶の未見種が多すぎて、そちらの方にまず精力を注ぐべきなのでしょうか?
いずれにしても、天候がよくないと残念な結果に終わるわけで、週末遠征も運・不運がありそうですね。
Commented by cactuss at 2010-01-13 21:24
yoda-1さん、この時は天気がいい方に変わってくれたので、ラッキーでした。
この時期、本州からの採集者が多く、通常はいる場所でもいなくなってしまう様です。maedaさんには有名でない、隠れたポイントを教えてもらい、成果を上げる事ができました。
この時は火曜日が休みだったので、間の月曜日を年休にして、4日間で行きました。
Commented by yoda-1 at 2010-01-19 12:38
やはり四日間は欲しいですよね。
採集者を制限していかないと、希少種はどんどん少なくなっていくような気がします。というか、採集趣味よりも撮影趣味の人が多くなれば、彼らも遠慮するかも・・・。
エゾシロチョウの幼虫は確かに、チャドクガ並ですね。これでは誰も幼虫採集しようという気が起きないので、よいことなのかもです(笑)
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