蝶の保護3団体による合同観察会の2日目、皆さんの日頃の行いが良いせいか、数日前の予報とは異なり、大変、いい天気となりました。朝起きて、6時に1階の食堂に降りると、加古川の皆さんはすでに撮影に出かけているとのことでした。朝食を食べてから、本日の集合時間までに少し、時間があったので、
ホシチャバネセセリのポイントにご案内しました。時期的に少し、早いかなと思いましたが、なんとか1匹、見つけることができ、皆さん、撮影することができました。
前から見るとファントムです。
ここには
コキマダラセセリもいました。
3団体のメンバーが集合し、本日、登る長野県側の高山蝶の生息地へ向かいました。
頂上付近では
ミヤマシロチョウのマツムシソウでの吸蜜シーンが撮影できました。
ミヤマシロチョウの求愛はいつ見ても激しいです。雌は交尾拒否しています。
ミヤマモンキチョウはなかなか近くに来てくれないので、撮影に苦労しました。草かぶりですが、
産卵シーンです。
求愛飛翔、モンキチョウ雄との求愛飛翔が多いのですが、これは両方ともミヤマモンキチョウです。
ミヤマモンキチョウの卵が3つ並んでいました。赤い卵は産卵してから時間が経っています。
ここでは最近、減少している
コヒョウモンモドキがいました。ヒメシジミが吸汁している獣糞に寄っていって、一緒に吸汁してくれました。
下山する時に、
前蛹を見つけてくれました。
エルタテハではないかとの結論になりましたが、調べたら確かにエルタテハでした。
いろいろとお話しもでき、皆さんの撮影スタイルも見ることができ、楽しい2日間でした。観察会の準備をして頂いた「嬬恋村高山蝶を守る会」の方々には感謝申し上げます。